棒ノ峰や棒ノ嶺(みね、あるいは、れいとも読む)という呼び方が一般的となっていますが、正式名称は棒の折(おれ)です。奥武蔵でも屈指の人気コースです。妻坂峠の伝説で有名な畠山重忠の別な伝説が山の名称の由来になっているという話しがあります。
いくつかのルートがありますが、ここでは「関東ふれあいの道」にも指定されている名栗ダム脇からの白谷沢(しろやざわ)から登ってみましょう。
登り口にも車が数台置けますが、この名栗ダムの対岸は夜間は閉鎖されますし、車上荒しがでるようですのでご注意下さい。名栗湖売店の手前にも車は置けます。またさわらびの湯バス停からは徒歩で15分くらいです。
いきなり急な登りですが長くは続きません。沢に沿って上がっていきますが、滝の流れが見えてくると美しい沢筋の道になり、少しだけ沢歩きの気分に浸れます。
鎖の手すりによる石段を登るとまもなく沢から離れ、等高線を巻いていくと岩茸石(いわたけいし)に着きます。巨大な岩が道を押つぶしたように立ちはだかっています。ここで名栗の川又と湯基からの登山道が登ってきて合流しています。この沢の源頭付近で林道開設工事中のため一部迂回路があります。こんなところに道を作る必要があるのでしょうか(この道路は更に奥に延びているようです。もうすぐ車で登れてしまう?!
2002年現在)
ここからは階段状の登りで、なんとも歩きづらく疲れます。権次入(ごんじり)峠で左手から小沢峠・黒山からの道を合わせ、最後の登りです。相変わらず木の階段ですが、傾斜は緩くなります。面白いのは名栗側が雑木林、奥多摩側が杉林と尾根道をはさんできれいに対比を見せていることです。10分程で山頂に到着です。
棒の折山頂は標高969m。山頂は広く、展望も北〜東面に180度広がります。裏手からは奥多摩の大岳山や三頭山もよく見えます。
このルートは道は整備されていて、山の初心者でも何の問題もありませんが、雨後は充分な注意が必要でしょう。また北斜面のため冬期はアイゼンが必須となりハイキング気分では無理でしょう。
(1998年11月歩く)
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